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ミニマリストな夫との暮らし(1)

ミニマリストの夫と結婚をした

昨年、夫と出会って半年で入籍をした。

私も両親が変わった職業だとか、私自身がシンガーだとか、色々変わってる要素はあるが…。

夫は普通の会社員ではあるものの、色々と変な人で、特筆すべき点はいわゆるミニマリストであるということだ。

ミニマリスト

 
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語
出典元:コトバンク

 

ひとつだけ先にお伝えしておくと、夫はミニマリストと呼ばれることを嫌がる。

 

理由は、この言葉の響きに…物を減らせば減らすほどイケてるというポリシーを持ってるような印象を受けるから、らしい。

(あくまで彼の主観)

 

「自分自身が精神的にすっきりするから物を減らし始めただけ。掃除も苦手だし、できるだけ物は少ないほうが掃除もしやすい。荷物が多くても精神的に安定する人なら減らす必要はない」というのが彼の考え。

 

彼は私が必要なものなら「買いなよ」と言うし、この生活を私に強要はしていない。

 

加えて、彼は好きなもの(靴とか大きいアイロン台とかシャンデリアとか)は所持している。(但し、物に執着してないので必要があれば捨てる)

 

彼が荷物を減らし始めたきっかけが2つあり、1つめは旅行

彼は海外ドライブ旅が趣味で、旅にいくときの荷物はこれだけ。

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約10日間の夫の荷物

右上のザックに全ての荷物を入れていく。

10日間これで生きていけるなら、普段の生活もこの荷物で生きていけるんじゃない?と思ったそうな。

 

2つめのきっかけは、東日本大震災

被災により、自分の家や持ち物を失った方々がいるなかで、自分の意志でものを捨てる・持つの選択ができることは贅沢なのでは、と思い、自分にとって本当に必要なものだけを持とうと決めたらしい。

 

 

そんなわけで、物を減らすことが至上ではないのでミニマリストとは呼ばれるのが嫌で、おそらく世間でいうミニマリストとは少し異なる夫。

 

しかし、荷物が極端に少なく、洋服も年間を通して制服化している彼の現状を表すのに便利な言葉が他にないので、とりあえずここでは夫をミニマリストと呼ばせていただく…(ごめんよ

 

いざ、お引越し

私は結婚するまで実家暮らしだった。それでも1年に数回は大掃除で3-4袋のごみ袋で洋服や雑貨を捨てていたので、ものは少ない方だし、なんとかなるのではと思っていたが、甘かった…。

 

夫は広い家は掃除が大変という理由で、狭小住宅が好き。

 

私もとりあえず彼の考えに乗ってみようと思っていたので、最低限の希望(水回りが綺麗とか、コンロは2口以上とか…)以外は彼の判断に任せた。

 

そして決まった新居の収納は床下に1つ、細い洋服棚のみ。

 

荷物の9割を廃棄。そして床下収納は、私の音楽機材・グッズでほぼ埋まった。

 

 

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この洋服棚にオンシーズンの夫&私の洋服をかけ、オフシーズンは床下の隙間に仕舞った。それ以外は、ほとんど廃棄。

 

お恥ずかしながら、もう20年くらい着ているものも沢山あったので、実をいうと、すっきりした気持ちになった。

 

コンマリさんのいうとおり、やっぱりトキメクものだけ残すのっていいかも。

 

ちなみに、夫の引っ越しは家具も入れてこれだけ。軽のバンで十分持ち運べた。

 

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彼の本当の理想は、寅さんのようにトランクひとつで引っ越しだったが、さすがに現実は難しい。

 

 

(次の記事に続きます)